この日も先週の続きで、ヒット&ランを練習する予定でしたが、中学校のグランドが体育祭の準備そのものの状態でしたので、予定を変更して、体育祭準備状況にあまり影響のない範囲で打撃練習にメニューを切り替えました。
「好球必打」とそれぞれの野球チーム内で聞いた事がある言葉だと思いますが、大人は子供達がそれを理解しているものと思い込んで言葉を発しているのかもしれません。字に書くと読んで字の如くなのですが、子供達には何を言っているのかわからないケースもあるように思います。
そこでこの日は、「打席」の中でチームとして選手に求めているものは、「打率」の方ではなく「出塁率」の方が大半を占めるという事を前提に、「出塁率」を高めるための一つに「打率」があり、「選球眼」があり、追い込まれてから三振せずに前に飛ばせば「エラー」も起きる。
その中の一つ、「打率」についての必要要素に「好球必打」が求められます。しかしこの日の段階では「好球」というのは「ストライク」という大きな枠に捉えてしまっている様に見受けられました。
まず自分の一番得意とする球はどんな球なのか?ど真ん中はみんな共通だと思いますが、内角を引っ張る方が打ちやすいのか?外角をセンター方向へ返すのが得意なのか?高めの方がバットが振り抜きやすいのか?低めの方がスムーズにバットが出るのか?などを日頃の打撃練習の時に確認しておく必要があります。
それを追い込まれる前に捉える事ができれば打率が上がってきます。しかし打席の中で必ずしも好球が来るとは限りません。追い込まれてからもどのコースにボールが来てもバットを出す訓練も同時に行っておかなくてはなりません。
そんな理屈も少し取り入れながら、練習する事で練習の意味や大切さ、そして練習時の意識の高さが変わってくると思います。
臨機応変に対応したメニューではありましたが、有意義に活動する事ができました。
次回木曜日は守備の日なのですが、雨も心配ですし、中学校は体育祭直前のため、かなり気を使って使用しなければならない事が予想されるので、徹底的に小スペースで基礎練習を取り入れてみようと考えています。
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