まずジャガーズ。千葉県の強豪はどうだった?と訊ねると「勝てそうだった」「あまり強くなかった」との言葉。ん~1-10という結果からどこを見てその言葉が出てくるんだろう?一方フェニックス「・・・無言」2-8という結果からしてまぁそうでしょう。
ではなぜ負けたんだろう?ジャガーズ「エラー」「フォアボール」と淡白な答え。一方フェニックス「エラーからリズムが崩れた」「何度もあったチャンスで得点できなかった」まぁ的を捉えている。
問題なのはジャガーズの方。私も試合を見ていましたが、このレベルでは命取りになりますが、まぁエラーは仕方がないにしても、なぜ四球で崩れたというか崩されたのか?が理解できていない。打線のつながりを見せていたのはエースから2点取ったフェニックスよりも、むしろエースには0封され2番手投手から1点取るのが精一杯だったジャガーズの方。如何に打線以外のところに大きな差がある事に気がついて欲しい。
キーワードは走塁でしょう。リードの取り方もさることながら、盗塁できるのに走らない理由はわかっていましたか?四球は出してしまったのではなく、出させられているところ。盗塁せずともワイルドピッチで進塁を許してしまっている原因など、この辺りの分析が子供達に浸透していないので、私からハッキリと伝えさせていただきました。あとはチームに持ち帰って課題として捉えてもらえたらと思います。要は走者としてのの役割を活かしきれたか?しきれなかったか?です。もしかしたら、意外な落とし穴でランナーコーチャーの役割かもしれません。ランナーコーチャーも練習メニューに取り入れても良いかなとも思います。
できていた部分としては、意外と全国レベルのチームでも甘さが見られたのか?まだそうは思えませんが、ここでの練習の成果が出たのか?狭殺プレーでは両チーム共にしっかりとアウトを取れていました。しかし私の中ではもっと確実に取れる方法があるのではないか?と分析の意味も込めて、この日も徹底的に狭殺プレーの練習を行いました。
投げ真似を入れる必要性?受ける側と投げる側の優先順位。受ける側の掛け声のタイミングとスタートのタイミング。投げる側の投げ方など、地味ですが結構細部に渡って研究させてもらいました。結果、走者をベース付近にまで追い詰めることなくアウトを取れる方法が見えてきました。それには徹底して約束事を双方が守る事が前提です。これなら全国クラスが行ってくるグラブ目がけて走り込まれる事もなく、守備側のペースでアウトが取れます。本当は最後の総仕上げを来週に行いたいのですが、ちょっと飽きてきた様子もあるので次週は違うメニューに変えて、またしばらく経ってからおさらいとして突発的にやってみようと思います。
この日は4年生など力的に少し下がる子供達も全国レベルの同じメニューを行いました。最初は投げ方やタイミングなど、意味不明からスタートしましたが、1時間30分ぶっ通しでやっているうちに徐々に失敗した時の原因の視点が理解できたり、上級生がランナーでもアウトが取れるようになってきたりと、メキメキと力を付ける事ができました。こういう事もチームに戻ったら下級生にアドバイスができるようになってくると面白いと思います。
そしてこの日の打撃班はティーバッティング中心からバント中心に切替え、まずは確実に思った方向にバントをする形を身体にしみ込ませる練習を行いました。なにはともあれ形が作れないと、いざ試合でサインが出ても自信を持って対応できないと思うので、こちらも地味ですがしっかりと取り組んでおきましょう!
次週辺りもしかしたら再来週になってしまいますが、またNEWアイテムが加わる予定です。今度は全員が一気に行う事はできませんが、1人ずつ鍛えていきたいと思うので、覚悟しておいて下さい!
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