2日前の雨ですら、三中グランドはぬかるみだらけ。そうなると冬場の練習スペースとメニューは限られてきます。今まだできるうちに総合的な練習を優先して行っていきたいと思います。
この日は、三遊間に飛んだ打球に対して走者とランナーコーチャーがどう判断するか?どう動いてどこを見るか?先の塁に進むためにできる事はないか?などの判断力を養う練習です。
打つ場所や打球の強さが決まっているワンパターンの練習はそれぞれチームで行っているであろうことを前提に、どこにどの強さの打球が行くかは分からない。一球一球違う打球に対してどう対応するか?ここが大事なんです。試合では何が起きるかわかりませんから。
エラーに対してすぐに思考を止めてしまうケースが多く見受けられましたが、エラーしたら「あ~あ」じゃないんです。即反応して次の判断が必要なのです。そこにまだまだ詰めの甘さが大きく見られました。
特にジャガーズ。次は三多摩大会決勝戦なんだから、そこまでしっかりと意識してやっておかないと、足元をすくわれますよ。
一方守る側は、大概の試合では三遊間が一塁に送球している間に三塁進塁を許してしまうパターンがほとんどです。それを許さずに一塁でアウトを取る部分に対して、私自身も防げる手立てはないかを検証しながら行わせていただきました。
良く見てみると、一塁でアウトを狙うより二塁走者をアウトにできる場面の方が多いようにも感じます。初めから投げたら三塁が定石なので、結構飛び出ます。その辺りはもう少し守備側の視野を広げられるように詰めてみたいと思います。年内までには走者と守備がもっと上手く駆け引きできるようになれれば良いなと思います。
最後は二塁走者vs外野手バックホームを行いました。この日もキャッチャーは希望制。あまりやり慣れていないポジションを積極的に行う事で守備としての視野が広がります。まだ遠慮して希望しない子がいますが、もったいないです。
どろどろのホームベース周辺。いきなり最初の走者が思い切ってヘッドスライディング!それを目の前で見ていたお母さん(涙)洗濯が・・・
こういった思い切ったチャレンジできる気持ちも大事です。勇気がなければできませんから、精神的なタフさが身についてくると思います。
もうみんなバックホームしたくて仕方がない。「こ~い!」とみんな叫び声の如くノッカーを煽りまくっていました。最近判断力がしっかり身につき始めたランナーコーチャーだけが冷静かつ的確な判断。「なんだよ~全部回れよ~」なんて言っていましたが、大丈夫判断は間違っていませんよ。「じゃあ外野もっと後ろに下がれよ~」なんて言い合いながら、勝負を楽しんでいました。
しばらくはこんな感じでグランドが広く使えるうちに総合的な練習メニューを行っていきたいと思います。もう少ししたら質より量に切り替えざるを得ませんので、今のうちに目一杯頭を使って野球を楽しんでください。
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