3塁ランナーは、言わば得点に一番近いランナー。学童野球だと打球判断以外にも、パスボールで生還なんて場面もかなり見受けられます。しかし、ホームに突っ込んだらアウトになるケースも結構起きます。
今日は打球判断も大事なのですが、どちらかと言えば第二リードの取り方に重点を置きました。第二リードを大きく取る事だけが正解ではありません。もちろん大きい事に越した事はありませんが、キャッチャーが強肩の場合は挿される事もあります。
どのタイミングでどう体重をかけるのか?理解できましたかね?この方が第二リードを大きく取りすぎるリスクを追わずに、意外と内野ゴロはほとんど生還できます。もう一度それぞれチームでの練習や試合で試してみて下さい。少なくともパスボールでアウトはなくなるはずです。今までは何気なくベンチから「ゴー」「バック」などの声に応じて動いていただけだったと思いますが、監督が「バック」と言ったのにいともあっさりホームインできるレベルの動きを身につけられたら面白いと思いますよ。
打球判断は3塁コーチャーと併せて4つの目で判断。もっと言えばネクストバッターも含めて6つの目で判断できます。しっかりした判断力を身につけるために、今はコーチャーというポジションもしっかりと練習に取り入れています。3塁コーチャーに関してはだいぶ自信を持って判断したり、判断ミスしても自分で気がついたりと、視野が広がってきています。ここのポジションもやりようによっては試合の中で非常に重要な役割を担っています。野球を違う視点から見る事で、自身の判断力も同時に増してくると思います。
そして1塁コーチャー。ここに関してはもっと有効的な方法はないかと、動き方を一緒に検証しました。どう動いたら伝えやすいのか?わかりやすいのか?など検証した結果、今日みんなに話しした通りの動き方が一番理に叶っていると思います。3塁コーチャーより動きが難しいところはありますが、ここの判断力も非常に大切です。今まで何気なくベンチメンバーの仕事みたいな位置付けでやってきたと思いますが、これからは積極的に進んでコーチャーに立って試合を自在に操ってみて下さい。コーチャーの力は偉大です。
打撃の方は、エンドランという訳ではないのですが、なるべく多く打席に立たせたいという考えもありましたが、ボール球に手を出しても空振りしない技術を身につけるという強引な意味合いを持たせて、余程手が届かないボール以外は全て来た球に対してバットを出すというルールでバッティングをしてもらいました。迷いがあるから振り遅れて高めを空振りする。迷いがなければ振ってみたらファールにはなるけど意外と当たる。という事がわかったのではないでしょうか?「ボール球に手を出すな!」とチームで言われてしまうかもしれませんが、それでも追い込まれると審判によってストライクゾーンが違ったりするので、どうしてもボール球に手を出す、というか出させられる場面も出てくると思います。たまにはボール球に手を出してしまった時に「ナイスカット!」と言われる技術も蓄えておきましょう。
そんなこんなで、こんなのあまり考えていなかった。といった部分を結構教えています。今までは何気なくやってきたプレーも、頭をフル回転させて考えていくと、相手の隙はいくらでも見えてきますよ。その域に達すれば、試合に出ていなくてもベンチからでも楽しく戦力としての声が出せるようになってくると思います。主役は子供達なので、選手同士の声で試合を動かす事ができるようなれれば、もっと野球が楽しくなってきますよ!
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