4月22日以来の途中緊急事態宣言による活動中止や雨天中止などで、本当に久しぶりの活動となりました。
そうこうしている間に時は過ぎ、未だに都大会も開催されておらず、6年生にとってはまだシーズンが始まったばかりの状況なのですが、時期的には学童野球も残り半年となってしまいました。
そこで、ちらほらと中学はどこで野球をやろうか?なんてことも薄っすらと頭の中に描かれ始める時に差し掛かってきましたので、中学野球について簡単にお話をさせてもらいました。必ずしも全員が百草台フェニックス中等部へ進むと決まっているわけではありませんが、このメンバーたちには入部の優先枠がありますので、百草台フェニックス中等部に行くのであればという事を前提に、今のうちに整えておかなければならない行動力を身に付けておいた方が良いだろうといった内容です。
百草台フェニックス中等部だけの事でお話しするならば、現監督である元西武ライオンズ佐伯監督の指導内容は群を抜いて高いレベルのものを持っています。チームは厳しさというものは一切ありません。むしろ相手に敬意を持つ事とルールに基づいて野球をする事さえしっかり行えるのであれば、何をしても許容されます。言い換えれば完全に自由ですが、それでは何も生まれません。自らが考え行動し自らが成長するための努力をする事が求められます。勝つために野球を教えるのではなく、自ら勝つために野球を教わる事が必要になります。それらを率先して積極的に自ら行動しない限り、佐伯監督から一方的に野球を教えるという事は敢えてしていません。
それらの行動力を身に付けるための第一歩として、自ら野球を行うグランドの準備や片付け、整備などは言われなくても気が付いて行っていこうという事で統一しました。下級生たちは上級生たちの姿を見ながら自然と気が付く能力を身に付けていってもらえたらと思います。これは野球のプレーにも活きるはずです。
さて久しぶりにつき前置きが長くなりましたが、この日は「バント」です。状況は設定しません。送りバントだろうとスクイズだろうとセーフティーだろうと、そもそもバントを確実に思った通りに転がせる技術がなければ、戦術にははまりません。なので徹底して続けて50球連続でバントを行う練習です。これでも足りないかもしれませんが、まずはココからスタートです。
裏面の守備側は、いわゆるバントシフトでダブルプレーを狙う練習です。こちらにはいくつか狙いがあって、一・三塁手は猛チャージをかけるので体力強化も兼ねています。二塁手と遊撃手については、自チームではあまりバントのサインは出ないというチームもあるかもしれませんが、バントをされるケースは多々あると思います。その場合どこに動けばいいのか?を身体に染み付かせる事です。バントシフトなので機械的な動きではありますが、カバーリングの重要性を知る上では必要な技術です。普段はそのポジションをやっていない選手にとってはなおさら他のプレーヤー動きを知る上で、大きな経験にもなります。
そして、バントの強弱によってはダブルプレーではなく一塁アウトへの切り替え判断。試合の中で周りから色々な言葉が飛び交う状況の中で、いかに自分でダブルプレーにチャレンジしつつも切り替えの判断ができるか?という訓練です。
さらに端数となった選手については、順次個別ノック。これはただ捕って投げるというよりはワンバウンド送球とはどういったボールが相手が取りやすいのか?を調整するための送球も含めての練習です。一目散にワンバウンドを投げても、学童野球では結構な確率でハーフバウンドで相手が取りにくいボールを放ってしまう事があるので、ワンバウンドだから良しではなく、ワンバウンドの質を意識した内容にしました。ただ、かなりの本数のノックを受けたので、後半は送球どころではなかったようですね。
一方バント守備組も、時間で終了となった際には疲れ果てていましたね。でもこんなに走り回れるのは、夏を迎える前のこの時期までです。今のうちにがっつり体力もつけておきましょう。
一人50球のバントは、この日だけでは終わり切りません。来週、再来週くらいまで続けていきます。参加人数にもよりますが、バックサードやバックホームなど守備側にアレンジを加えて行っていこうと思います。
一巡したら、次は腰を据えての打撃練習に行きたいと思います。週に一度しか活動しないので、守備練習に時間を割くのはもったいなく、打撃練習の中でテーマを持って守備練習を兼ねながら行っていこう思います。
1か月ぶりにフェニックス以外のみんなと会いましたが、特に6年生は成長期ですね。みんな一回り大きくなったように感じます。
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