先般行われた、同士対決の百草台フェニックスvs松が谷ジャガーズは5-4と僅差で百草台フェニックスに軍配。試合中に両チームから課題を拾い集めてみると、試合後半にジャガーズの方は同点に追いつくべきところで、機動力の甘さが出て得点できず、百草台フェニックスが命拾いした形になりました。
前々からずっと行いたいと思いつつ、直接対決が控えていたため最後の戦術として公開せずに溜め込んでいたいた走塁の考え方や技術を基本から行ってみました。
それぞれのチームでしっかりと指導されている様子は感じ取れましたが、私が求めるのはもっと細かい部分で、確率的には滅多に起こり得ない程度のところです。
選手の中には、えっそこも?と思ったかもしれません。そうなんです!そこもです!そこが先般の直接対決のように1点差ゲームで起きるのです。
機動力は1点をもぎ取るための最終手段です。点差が離れた試合では全く効果はありません。なので、この機動力を主体にチームを組み立てることは中等部においては行いません。ただ、有事には引き出しを開けたらちゃんと中身が入っているようにしておいてもらいたいのです。均衡した試合で突破口を開くためにも使える。打者が打ちやすくするためにも使える。そんな縁の下の力持ち的な戦術を使おうと思えばいつでも使える知識と技術は知っておいて欲しいのです。
基本的には投手を中心とした守備をしっかりと作り上げることが中等部での一番のテーマです。そして打撃力向上し出塁しなければこの機動力を使う場面すらありません。理想は機動力と打力が絡み合って総合的な攻撃力を高めていく。なのでこの機動力が最前線に来ることはありませんが、必要不可欠な技術であることを感じてもらえたらと思います。
そして投手をやったことのない選手にとっては難しかったかもしれませんが、牽制の基礎を練習。同時に捕手は多少の荒れ球を想定しつつも、ショートバウンドでも二塁を刺すためのキャッチング技術。ボールの握り替えの位置の徹底を行いました。聞くとキャッチした後に手をここに持ってくると教わったと。恐らくここは中等部佐伯監督と一致した考え方だと思いますが、手を動かすのではなく、手の位置に身体を持ってくるように修正。手を動かす分だけコンマ数秒ですが遅れます。次回は足の踏みだしを何パターンか検証してみたいと思います。ここも特にキャッチャー経験は問わず、やってみたいという意欲を優先して、初めて教わった事も多かったかもしれませんね。この技術はキャッチボールでも身につけられます。何を意識すべきなのか?土日の練習で考える材料にしてみて下さい。
打撃と守備については、現在中等部佐伯監督のスクールでの指導力が凄すぎて、アカデミーから数人の選手がその指導力を体験してきたようで、今私が違う事を言ってしまうと狂ってしまうため、私自身が佐伯監督の指導内容をよく精査してからみんなに技術を伝えていきたいと思います。
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