6年生は12月末を持って終了となるのですが、ラストスパートの駆け込みで今週も3名の仲間が加わり、ここ日野三中が野球を通じて仲間の輪が広がっていける場になれている事が嬉しく思います。
この日も低学年選手にも考慮したメニューではありますが、まずはウォーミングアップとして全員内野手でセカンドゲッツーの練習。セカンドのベースの入り方とボールの持ち時間を減らす事のみを意識して、自然と動きが当たり前のように身についていけたらコンマ何秒の差を埋めることができる技術が備わってくると思います。
続いて体重移動。変則的なネット投げですが、しっかりと体の使い方を覚えやすい動きの中から体重を移し替えるトレーニング。これも自然とそのような体重移動が身についていければ、投手としても野手としても力強い球を投げることができるようになると思います。
次にペッパー(トスバッティング)。あまり重要視されにくい練習メニューではありますが、次の練習の前座的な意味もあり、真剣に行ってみました。聞くとやったことがない選手が多く、基本的には最初は全然下手でしたが、コツを教えていくうちに徐々に全員が少しずつできるようになってきました。どこでボールを待ち、どうバットを出すか。難しく考える必要はなく、「な~んだ」と意外と難しくないという感覚は掴んでくれた様子でした。
最後に逆方向へ打つ練習。細かいポイントを言えばキリがなく、いっぺんに言っても頭に入ってこないと思いますので、外角を逆方向へ打つ際の気を付けなければならないポイントを伝えてみると、結構みんなしっかりと強い打球を飛ばせる技術を持っているんだな~と感心しました。逆方向を強く意識するのは特に6年生で、これからそこのポイントを外してしまうと外に逃げる変化球に対応できなくなってしまうので、そろそろ意識的に取り組んでいく必要があります。結果的に打球が逆方向に飛んでいかなくても良いです。意識すべきポイントだけは覚えておいてもらえたらいいと思います。5年生以下については逆方向を強く意識するよりも長くボールを見てスイングスピードで捉える事を意識しながら行いました。昨今は緩急を織り交ぜる投手が多いので、どこかで役に立ってくれたら嬉しく思います。
最後に先日國學院久我山を訪れたイチロー氏が残した金言の中に、グリップを最後まで残すことを説いていましたが、言葉で言うほど実行するのは難しい技術なので、まず初歩的な部分として見逃しする際の形を練習や試合の中で意識して欲しい点を伝えました。まずはここから形の基礎を身体に覚えさせていくことから始めていきましょう。
最後は時間が中途半端に余ってしまったので、優しい6年生たちが学年が低い子を優先的に打たせてくれました。というか新しい仲間も加わって6年生はおしゃべりを楽しんでいたのでそれはそれで良かったです。
来週は最後の打撃練習が中途半端に少しずつしかできなかったので、集中的に行ってみましょう!
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