今週はアップと称して投内連携。一塁方向へ打球が行った際に投手が一塁カバーが当たり前だが、学童野球だとここが結構落とし穴。投手がカバーに行かないが故に一塁手がボールを積極的に捕りに行かない。セカンドに守備範囲が広い選手が守っていなければ大きな穴が生まれるスポットでもある。
こういった練習はチームではあまりやっていないように見受けられます。トスを投げるタイミングやトスの強弱。どうやったら一番相手がプレーしやすいのか?この辺りも相手の立場に立てばこそ理解できるもの。理解しようとせずただ適当にやっていれば上達の道筋は見えてこない。たかがアップされどアップです。
色んなことをいっぺんには難しいので、この日は色々と口頭では説明しましたが、実際に行ったのは打撃練習でのトップの位置と回転で打つこと。とにかく遠くにボールを飛ばすための基礎の部分に特化して行いました。
裏ではグリップを最後まで残すための練習を同時進行。写真を見てみると意外とみんなしっかりとできていました。
ここのポイントはアドバイスをしっかりと聞く体制ができているかどうかです。聞く体制ができていないのに話をしても何も入ってきません。あくまでもアドバイスなので、遠くに飛ばすために必要なポイントを伝えているのですが、全てを丸々聞く必要もなく、自分にとって必要なアドバイスをチョイスして自分に合ったものを選択できる引き出しを持ってくれたら良いかと思います。
今週は多摩リトルシニア佐伯監督から沢山吸収できたものがあったので、6年生にとってはあまり時間もないためできる限りで伝えました。この短時間で見ていて打ち方がかなりしっかりした選手もいましたし、打球の質も少し変わったように見えました。
話は変わりますが、ここは野球が好きな仲間が集まって、交流を深めながらともに野球を楽しみながら向上するためにみんな足を運んでいます。少し野球ができるから偉いわけでもないし、みんなで励ましあいながら共に上達してきました。
しかし今週は少しテイストが変わり、輪を乱す光景が目につきました。成長過程でそういう時期なのかもしれませんが、人を馬鹿にする言葉、話を聞こうとしない態度、命令口調。少々許しがたい内容のものまでありました。ここではみんな仲間でもありますがもはやチームメイトみたいな関係性ができています。人を馬鹿にするような態度はこれまでありませんでしたが、嫌な思いをする子がいる以上ここは明確に注意します。口頭で注意するも話を聞く体制になっていないので響いていないとは思うのでここで書きますが、野球技術以前の問題です。
ここをチームとして見立てるのであれば「チームワークの構築には、目的意識の共有が不可欠である」~野村克也~ であり、同じ志を持った仲間に育ってもらいたいですし、野球以外にも人として大事な事もしっかりと身につけてもらえたら嬉しく思います。
あと2週間で終わりですが、気持ちを新たに来週はチームの一員として臨んできて欲しいと願っています。
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