ここにきて新たな仲間が沢山加わったこともあり、改めて説明。
この日野三中ナイターベースボールは百草台フェニックスベースボールグループの活動の一環です。とはいえ百草台フェニックスの選手を優遇することはありません。参加してくれる地域の子供達には全て平等に話をします。当然百草台フェニックスで教えている技術論も惜しみなく伝えていきます。またその技術論の根底にあるのはスポンサーのプレミアムベイスや同グループの多摩リトルシニアから共有しているものもあります。ただ全てを伝えきるには時間が足りないといったところでしょうか?百草台フェニックス以外の選手に関しては工夫して自分でやってみて欲しいと思います。
そしてグループ全体としては当たり前の事ですが、自分たちが行う野球環境は自分たちで全て行います。言われてグランド整備や片付けはいくらでもできるでしょうが、求めているのは「言われなくても」という部分です。この日野三中ナイターベースボールも例外ではなく、しっかり実施していきたいと思います。
そしてこの日も導入したビジョントレーニング。昔の子供なら当たり前だった環境が今はない。なのでこの年齢になって身につけておかなければならない能力が追い付いていない子が年々増加傾向にある事も気になります。それは何か?公園に遊具がないという事です。そんなことか?と思うかもしれませんが、意外とそんなところからも色んなことが備わっていない子が多く見受けられます。それらを補うべくビジョントレーニングだったりするわけですが、感覚の土台作りをしっかりと伝えられるノウハウが求められます。これに関しては現在も勉強を進めていますので、徐々にもっと有意義な土台作りになっていけると思います。
また保護者の先回りも最近目につきます。子供達が自分で考える機会を与えてあげて欲しい。もちろん間違えるかもしれないが、それを怒らずに見守って欲しいと願います。
要は野球を通じて学ぶべきことは野球の技術よりも人間としての生きる力の方だとつくづく感じます。現在百草台フェニックスベースボールグループとプレミアムベイスが協力しながら、「個人」を支えるための環境作りを進めています。それは「野球技術」「用具及び費用削減」「能力の数値化」「基礎能力開発及び心理面」と様々な角度から成長を支えられるように整備が進んでいます。子供の成長に活用してみて下さい。
さてこの日の活動。メンバーの大半が日頃内野手を主に行っている選手達でしたので、敢えて外野の練習を行いました。
何となく外野手の練習と言えば外野フライをイメージしがちですが、本日のテーマはかっこよく言えばレーザービームの使い分け。外野ゴロでランナーを刺すために意識しなければならない部分と知っておかなければならない知識。そんな細かい事チーム練習でもなかなか時間を割かないかと思い、ここで時間を使って行いました。ボールの入り方、グラブの出し方、ボールに入るスピード、送球時の足の使い分けなど、外野ゴロ一つとってもここまで広範囲で考える要素がある事は実感してもらえたかと思います。正確な送球か力強い送球か?状況によって使い分けるのですが、まだその足運びが不慣れな選手が多かったので、この日はそこの理屈までで終わり。キャッチボールなどする時に意識する材料に加えてもらえたらと思います。
まあまあ時間を割いたので、当初は打撃練習を予定していましたが、この日は試合形式に変更。打撃投手は私。投手を行う子は何を見て欲しかったか?「声」です。マウンドから自由自在に野手を動かせる声が出せればみんな良い動きをします。試合を作れる投手になって欲しいと思います。
内容は守備も少ない事もあり超乱打戦で打たれまくりましたが、みんな楽しく色んなポジションをこなしながらできたのではないかと思います。
来週はすみません。お休みにします。ビジョントレーニングの大本山と今は毎日のようにネット上で記事に掲載されている滋賀県の超有名チームの監督さんにお会いしてきます。沢山の持ち帰れる材料が見つかればいいなと思います。
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