丸々1時間。百草台フェニックスの選手に至っては丸々2時間。ず~っとタッチプレーの練習を行いました。
見た目以上にかなり足腰がきついメニューです。カバーもあるので狭いスペースを絶え間なく小走りで走った挙句、膝を使ってタッチプレー。
こんな地味な練習を2時間も続けるのもなかなかしんどかったと思いますが、このプレーは普段何気なく試合では必ず起こっているプレーの一つです。
盗塁してきたら必然的にセカンドベースカバーに入り刺殺を狙います。際どいプレーになった時ほど重要な技術になります。
盗塁刺殺から逆に考えて、まずはタッチアウトできる位置取りの確認。そして共通して言えるのが、ベースに入る形。良い球が来た時にしか対応できない体制をイメージしているような感じです。
多少逸れても、難しいバウンドでも、全てのプレーをでアウトを狙うのがベースカバー選手の役割。どうやったら逆球を拾えるのか?どうやったら難しいバウンドでもアウトを狙いに行くのか?などを考えると、ベースに入る体制と割り切ったプレーが求められます。
最初はエラーを恐れてなかなか度胸がいったと思いますが、さすがにこれだけ繰り返し行っていくと、最後の方は集中力も途切れてボールを捕りに動くのではなく、ボールが来るのを待って適当にグラブをタッチの方に向けていく。しかも素早い。これで良いのです。何を求めているか?タッチによってアウトを奪って欲しいというところです。
この練習を繰り返せば上手くなるとかではなく、アウトにするためにベースカバーの選手が優先的に考えるべきこと。ここを理解した上で自チームでの練習に取り組むと良いでしょう。
狭いスペースだとどうしても最大限の工夫が生まれるので、練習内容が理論的になります。もしかしたら小学生にはレベルが高すぎたかもしれません。これから冬場は使えるスペースが限られる日もあるでしょう。突発的にハイレベルな基礎練習が組み込まれる日が多くなってくるかと思います。
さていよいよ12月になり6年生はラストスパート。今年もまたここから多摩リトルシニアにつながる選手も現れてくると思います。昨年はほぼ全員が多摩リトルシニアと百草台フェニックス中等部を選択してくれました。最終的には各自の判断になりますが、どこのチームを選ぼうとも良い形で中学野球につなげられたらと思います。
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